直径5.1mにもなる屋久島の縄文杉(写真左)と、樹齢1000年を超える屋久杉の木口(写真右)
  平成20年11月25日から4日間の日程で、弊社の伊藤専務が屋久島などを視察して参りました。屋久島は、
 鹿児島県佐多岬の南60kmに位置し、平成5年12月に島の一部が世界自然遺産に登録されています。
  島内では、樹齢1000年を超える杉を多く見ることができ、それらは屋久杉と称されます。日本で発見されて
 いる中で最も太い縄文杉は、推定樹齢約2000年〜7200年と言われており、縄文杉周辺は保護目的の為に、
 立ち入ることは出来ません。通常、樹齢300年までと言われる杉がこれほど長く生きられるのは、屋久島の特殊
 な自然環境(多雨や土質)等によるそうです。

  屋久島は雨が多く、苔が一面に生えていました  大木伐り出しの際に使用されたトロッコ
 屋久島では1ヵ月に35日降ると言われる位に雨が多く、一面が苔に覆われた緑色の世界が広がります。標高
1000m付近には、映画「もののけ姫」の舞台にもなった白谷雲水峡があり、観光スポットとして多くの登山
客が訪れているそうです。
 原生林伐採の前線基地であった小杉谷と呼ばれる地区では、伐採された大木の運搬手段として森林軌道が建設
され、年季の入った軌道車は今も健在です。昭和30年代の屋久杉伐採の最盛期には、小杉谷の住民は500人
を超え、小中学校や公衆浴場もあったそうです。

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